バフェット氏の投資基準と投資スタイル

ビリオネアのウォーレン・バフェットから投資を学ぼう

バフェット氏の投資基準と投資スタイル

多くのことを自分ひとりで決めるとバフェットさんは語っています。自分自身が決断することをできる環境を整えることが大事で、決断を下すのはバフェットさんでほかの事をパートナーのチャーリー・マンガーを始めとしたパートナーたちが行います。そして、決断を迫られた時に多数決で決めなければならないようなら、投資をする資格のない人間だと自分自身を戒めているそうです。誰も責任をとらない、責任の所在がハッキリしない、また責任転嫁のできる状態はすぐれたものではない。という信念から、常に決断を下しているのはバフェットさん自身です。では、どのようにして大成功を収めたのでしょうか。


投資スタイル

バフェットさんの投資に関する考え方は、師と仰いで学んだベンジャミン・グレアムの理論をベースとしています。それは株式が企業の一部だということを意識します。もちろん市場に惑わされることなく、安全余裕率を忘れないことがとても重要な要素だとしています。ベンジャミン・グレアムだけではなく、フィリップ・フィッシャー(とても成功した株式投資家)の影響も受けています。

当初は株価純資産倍率(PBR)が1未満の株が、解散価値の水準に価格修正される傾向があることから、PBRが1よりも小さい株を買って価格修正されたところで売却します。そこで差額を得るという方法が主流でしたが、バフェット自身が失敗してしまった投資であったりパートナーのチャーリー・マンガーの意見によって、バフェットさんは単に割安な企業で選ぶのではなく数字に表れないものを含めて内在価値が高い事を重視するようになりました。今では普通の企業を格安で買うよりも、優れた企業を相応の価格で購入すべきだとしています。

考え方

駆け引きをしたり、誰かと交渉したりするという手段をバフェットさんは好みません。自分で話をして、自分で考え、自分で判断して自分で結論をだす。とてもシンプルな手法がある意味とてもバークシャー・ハサウェイにとっては強みでもあります。そして、1980年代のバフェットさんは、バフェットさん自身とアシスタントのひとりの2名で、他社の投資会社が100人以上で運用するポートフォリオとほとんどおなじだけの資金を運用していました。

資料を事前に受け取って資料についてやり取りした後に、いくつかの条件をうけてすぐに金額を提示することもありました。【やる必要のない仕事は上手にやったところで意味がない】という持論があるからです。そしてやがて少額の取引であったり、貢献度の低い取引も避けるようになりました。その理由は【やる価値のないことをうまくやっても意味がない】やる価値のないことは徹底的にやらないというのが、バフェットさんの流儀でもあります。

買収

分散投資は行いません。基準を満たしている優れた企業を買収もしくは株式を大量に取得するという集中的な投資を行っています。そのためバークシャー・ハサウェイが買収した企業では元の経営陣がそのまま経営を続けていき、バフェットさんのほうでは企業をバラバラにして売りに出したりすることはせずに、資本の安定と適正な役員報酬によって経営者が安心して運営できる環境を提供します。バフェットさんのとる買収の方針は経営を続けたいけれども、企業を売却したいオーナー経営者を惹きつけることになり、1997年から1999年の間に7社の買収に成功しています。


投資基準

投資する基準として4つをバフェットさんは挙げています。それは「事業の内容を理解できる」「長期的に業績が良いことが予想される」「経営者に能力がある」「魅力的な価格」という4つです。

バフェットさんは自分が理解できる事業の内容の分野しか、投資の対象にしないと名言しているだけあって、バフェットさんにとって複雑すぎる分野とされるハイテク分野の企業などには投資をしていません。長期的な業績を計るために、ブランド力や価格決定力を持つことを重視しています。企業は事業を拡張したり、事業の多角化をしたりする際に誤った判断を下してしまったために、容易に企業価値を失ってトラブルを発生させてしまうため、バフェットさんは尊敬できる有能な経営者とだけ付き合うことにしています。しかし、有能な経営者であっても悪化したビジネスを立て直すことはできないと考えています。

1970年代にボルチモアの百貨店のホーチスチャイルド・コーンを買収していますが、このときには地域での小売の競争が厳しいということもあって、3年後にほとんど購入したときと同じ価格で売却することになりました。そしてバークシャーを買収した際には、新社長を登用することで繊維事業の改善を図り、そして経営にも介入しましたがバークシャーの経営も上手くいかに最終的に工場を閉鎖せざるを得なくなったことがありました。このように、バフェットさんが買収したものが全部が全部成功していたということでもなく、失敗もしています。そして買収した成功例として、元々優秀なビジネスを行っていたシーズ・キャンディーの買収にはその後も成功したことから、有能な経営者であっても悪化したビジネスを立て直すことはできないという現在のスタンスが確立しました。

裁定取引

裁定取引は鞘取りともいって、金利差や価格差を利用して売買して利ざやを稼ぐ取引のことを言います。バフェットさんの持論で、長期投資が最も望ましいとしていますが、基準を満たした投資先がない場合には、裁定取引も行っています。合併や買収などが公表された企業の株価と、計算上の株価に差がある場合に実現される可能性と期間を考慮して取引を行います。そして裁定取引の場合でも、少数の大規模な案件を扱っています。

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